交通事故による膝の痛みについて

文責:院長 柔道整復師 早川 秀史

最終更新日:2023年12月08日

1 交通事故で膝を痛めてしまうケース

 交通事故で膝を痛めてしまうケースとして、例えば、追突の衝撃で膝をダッシュボードに強く打ち付けてしまうことが挙げられます。

 膝が強い衝撃を受けることにより、筋肉や筋膜、靭帯等の組織が損傷して、痛みが出てくることがあります。

 また、バイクで交通事故に遭った場合は、転倒時に地面に膝を打ち付けて損傷してしまうことが考えられます。

 このようなケガの場合、膝にダメージを負ったことを自覚しているかと思いますし、腫れたり、外傷を負っていたりと、外見上からもケガをしていることがわかりやすいかと思います。

 一方で、交通事故の強い衝撃に耐えるため、咄嗟に足に力を入れたことにより膝に負担がかかり痛めてしまう場合や、体勢を整えようとしてお身体を変な方向に捻り、膝を損傷してしまう場合も見受けられます。

 この場合、直接膝をぶつけたわけではないため、ケガをしているという自覚がないまま、膝に負荷がかかる動作をしてしまったり、痛みが生じても気のせいだと思ってしまったりする可能性があるため、注意が必要です。

2 膝を痛めてしまうと

 ・膝を動かすと痛みが出る

 ・膝の可動域が制限されており、曲げると痛みが出る

 ・膝の曲げ伸ばしがスムーズにできない

 ・膝に何となく違和感がある

 ・膝が痛くて動かすことができない

 

 上記のような痛み以外にも、何か気になることや違和感がありましたら、まずは接骨院等にご相談ください。

 膝は、「立つ」「座る」「歩く」といった日常生活で何気なく行っている動作に関与する部位ですので、損傷部位を無意識に動かしてしまうこともあるかと思います。

 膝に損傷を受けた状態で動かしてしまうと、ケガの状態が悪化してしまうおそれがあります。

 また、「立つ」「座る」「歩く」といった動作を行う際に痛みが生じるような場合ですと、痛みを少しでも軽減したいと思い、無意識に無理な姿勢を続けてしまい、身体のバランスを崩してしまうことも考えられます。

 その結果、身体の他の部位に負荷がかかり、膝以外の部位にも痛みが出る要因になりかねません。

 交通事故後に痛みや違和感がある場合は、まずはお早めに通院し、適切な施術を受けることが大切です。

 早期に適切な施術を受けることで、痛みの早期回復につながったり、ケガの悪化を防ぐことができたりする可能性が高いです。

3 交通事故による膝の痛みを根本から改善するためには

 通院を続けているが、交通事故による膝の痛みが、なかなかよくならないというお悩みを抱えている方もいらっしゃるかと思います。

 交通事故は、お身体の深部に影響を及ぼしている場合があり、痛みの原因を見つけることが容易ではありません。

 痛みを引き起こしている原因部分に対するアプローチが十分ではないと、痛みが再発してしまったり、長引く痛みに悩まされたりしてしまいます。

 交通事故による膝の痛みの根本改善を目指すためには、痛みの原因を突き止めて、そこに適切な施術を行う高い技術が求められます。

 そのため、一人一人に合わせた施術内容で、適切な対応を行ってくれる接骨院をお選びください。

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